屋根に使用する材料ごとに軒先の雨水の軌跡が違います

軒といを取り付ける際に、屋根の軒先からの位置関係に悩むことがあるのではないでしょうか。

のシリーズです。

トップ画像は、デンカ株式会社の技術資料が使いやすかったので拝借させていただきました。

言葉で説明する必要がないほど非常にわかりやすいですね!

特に和瓦の雨水の軌道は巻き込んで落ちますので、軒先の巴瓦を隠すように取り付けてしまうと裏からジャバジャバとこぼれてしまいます。
瓦の水切りの端部が軒といの中心から少し裏側になる位置に設置するとうまく行くのではないでしょうか。

次に軌道が掴みづらいのは平瓦ですね。
巻き込む方にも垂れますし、軒先側に走る水もあります。
なるべく高い位置で、水が前後に広がりきる前にキャッチできるように設置すると良いでしょう。

化粧スレートは元々真下に落ちる傾向がありますし、スターターの下に軒先水切りを取り付けますので、そちらで導水ができます。
真上からみて軒先が軒といの中央辺りにくるように設置すると良いでしょうね。

ただし、軒先水切りの設定を間違えて軒先の広小舞の厚みに下がり寸法があっていないと吸い上げてしまって、広小舞を腐らせる原因となるので注意が必要です。

取り付ける雨どいごとに屋根の軒先の出寸法を調整する必要もあります。

ということで、次回は「軒とい別取付け寸法」を書いてみたいと思います。

参考になりましたでしょうか。
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