みなさま、こんにちは。北川です。
今回はS様邸 屋上および一部外壁改修防水工事の経緯をおつたえします。
【1】ご相談の経緯
【2】当方よりのご提案 ☜今回はココ
【3】お打ち合わせによるご決定
完工後の屋上ドレーン散水テスト
【2】
前回は室内での漏水の模様までとご相談のあらましをご説明しました。
総コンクリ造りとなると、木造と違い疑わしいのは、屋上/外壁の防水劣化・屋上のドレーン・目地シール・サッシ廻りとなりますが、前者は非常に目視でわかりづらく、室内天井の点検口をあけ覗いたところで、正直わからないことが多いです。
ですので、竣工時の工務店でなければ当然瑕疵や後年問題が起きやすい箇所についても判別できないものでして、点検をおこなうリフォーム店(今回の当社)でも工事前に原因を特定することはむづかしいと思いますと、正直に申し上げました。非破壊検査という手段はありますが現実的な金額ではない点もお伝えしまして。
但し、屋上のドレーンの具合を検証する意味でも、プールのように15cmほど屋上に水を張りまして漏水テストをおこなうことをご提案しました。
その結果をみての、あたりをつけた雨漏り該当部屋含む外壁・屋上・バルコニー・テラスの防水工事。施工後に様子見てから追加工事が必要かご相談申し上げるという算段も丁寧にご説明しまして、施工条件であるお施主様ビジネス繁忙期の休工もふまえた工程表案もご提示しました。完工もいつまでとおしりが決まってるため、着工も逆算です。
このようなビルの施工の場合に、最初の竣工時に工期遅れでかなりの額のペナルティを課したとオーナー社長さまからさらりと告げられると、安全策を必死に考えリソースを確保するしかありません。
防水工法の違いと適用すべき物件箇所もあらためてご説明し、基本として各箇所着工時とおなじ工法予定でご納得いただきまして、あとはご金額の精査となります。
次回は、ご依頼額妥結についてと漏水テストの実施についておはなしします。