雨仕舞を知る 屋根のサイズから必要な雨どい落とし口の数量を計算できます 雨どいを取り付けるにあたって必要なのはその雨どいの排水能力です。 軒樋・竪樋の大きさの選定や落とし口の数とその設置場所を知っておかないと、せっかく雨どいを取り付けたのに溢れてしまって、地面からの跳ね返りで外壁を汚したり、最悪の場合軒先から室内に漏水してしまうかも知れません。 デンカアステック株式会社のウェブサイト(ht...
雨仕舞を知る しごと働く職人転職 屋根に使用する材料ごとに軒先の雨水の軌跡が違います 軒といを取り付ける際に、屋根の軒先からの位置関係に悩むことがあるのではないでしょうか。 のシリーズです。 トップ画像は、デンカ株式会社の技術資料が使いやすかったので拝借させていただきました。 言葉で説明する必要がないほど非常にわかりやすいですね! 特に和瓦の雨水の軌道は巻き込んで落ちますので、軒先の巴瓦を隠すように取り...
雨仕舞を知る しごと働く職人転職 雨どいの部位・役物名を解説【竪とい編】 前回は軒といに関して説明させていただきました。 今回は竪といにフォーカスして勉強してまいりましょう! 図表は前回と同じものを貼り付けておきます。 竪といは代表的な丸型で説明します 丸型か角型かで違いはありますが、呼称上大きく違いが無いため丸型でまとめてしまいます。 やはりメーカーごとに寸法・形状が違いますのでメーカー...
雨仕舞を知る しごと働く職人転職 雨どいの部位・役物名を解説【軒とい編】 雨どい工事にあたって必要な部材を拾い出す際に、言葉を揃えておくと混乱なくできますよね。 画像は、デンカ株式会社の技術資料が使いやすかったので拝借させていただきました。 雨どいメーカーごとに同じ働きのものでもそれぞれに部位名が違いますので、メーカー固有の名称と共通名称を交えて書いていきたいと思います。 トップ画像を再掲し...
雨仕舞を知る サンブキBANKINやろうぜメンバー募集カッパ 瓦棒のカッパの先端を斜めに納めてすっきりした仕上がりに 瓦棒のカッパの先端の納め方で一般的なのが、下の写真のようにカッパをそのまま伸ばした状態で納めるやり方です。 あらかじめサンバナという部材を取り付けて垂木の木口をカバーしておいて、カッパを被せるという納まりになります。 これをトップ絵のような納まりにするとすっきりした見た目になるよ、というのが今日のお話。 シャープですね...
雨仕舞を知る BANKINやろうぜメンバー募集 水切りの出隅・入隅を作ろう 今回は土台、中間の水切りの出隅・入隅加工の手順を書いていこうと思います。 まずは出隅から! 折り曲げる場所の決め方ですが、手順の3番目の捨て部分を折り曲げるラインから逆算していくと良いでしょう。 現場で水切りを出隅部分に当てながら決めることができ、無駄なく取り付けることができます。 手順の4番目の赤斜線部分は、折り曲げ...
雨仕舞を知る BANKINやろうぜメンバー募集 中間水切りは必要かもしれない 街を散策して家を眺めていると、1階と2階を区切るような帯のようなものを見たりしませんか? アレ、衣装的な意味もありますが、実は機能パーツでもあったりします。 上絵は大げさに描きました。 雨にさらされる壁面に突起が何もないと、左の絵のように上から壁面を流れる雨水がどんどん追加されていき、壁が濡れている量と時間が増えます。...
雨仕舞を知る BANKINやろうぜメンバー募集 オーバーハング水切りが必要なわけ 玄関のポーチ軒天の先の部分を見切りといいます。 ここにつける水切りを見切り縁といったりオーバーハング水切りといったりします。 ここに限りませんが、水切りには装飾的な役割とともにしっかりとした役割があります。 また画伯の落書きでございます。 水は実は粘性があります。 ですので、連続した面に対して張り付いて進む性質があり...
雨仕舞を知る BANKINやろうぜメンバー募集 棟の三つ又部分を納めよう 寄棟屋根の頂上では棟が三つ又状になるところがあります。 わりとこれは?という納め方をしているのを散見しているので、 注意点をまた落書き(笑)してみました。 ポイントは、はじめの下り棟の棟板金を他の面の部分にもかぶせて、しっかり釘で留めつけることですね。 これをしないでツきつけでコーキングで納めてしまうと、三つ又のつない...
雨仕舞を知る BANKINやろうぜメンバー募集 寄棟の軒先出隅を納める剣先を作る で棟の取り付けを説明しましたが、屋根が寄棟の場合は軒先に出隅がありますので、そこを納めるのに「剣先」という役物で納めます。 既成寸法で材料屋さんが在庫していることもありますのでそちらを使うか、または棟板金から現場で作ってしまうこともできます。 トップ画像がその流れ。 絵が小さくてわかりずらいかも知れません。 ポイントは...