で棟の取り付けを説明しましたが、屋根が寄棟の場合は軒先に出隅がありますので、そこを納めるのに「剣先」という役物で納めます。
既成寸法で材料屋さんが在庫していることもありますのでそちらを使うか、または棟板金から現場で作ってしまうこともできます。
トップ画像がその流れ。
絵が小さくてわかりずらいかも知れません。
ポイントは、剣先の先端は片側45°の90°であることです。
画像では製作手順をベースにしてしまって耳の部分の寸法を書いてしまいましたが、墨付けは先端の方からつけて行くのが良いです。
↑こんな感じでしょうか。
平面を立体に変えるので、想像力も必要なうえ、手順もありますから慣れが必要ですね!
都市部の狭小地などで、鋭角な出隅になることも考えられますよね。
その場合は90°の部分を軒先の角度に合わせて製作することになります。
また、台風など自然災害時には資材の流通状況が悪化します。
カネ尺と鉛筆、柳刃ハサミと掴みだけで加工できますので、現場で加工できると強みになりますね!
参考になりましたでしょうか。
ご意見・ご感想ありましたらメールなどお願いいたします。
いいねボタンやSNSシェアなどしていただければ幸いです。