普段の生活で馴染みのある「自転車」。そんな自転車のメンテナンスをみなさんはきちんとしていますか?
「自転車って壊れたら変えるものじゃないの?」
「自転車ってメンテナンスが必要なの?」
誰もが思うことですよね。
ですが、メンテナンスをすることで自転車を大幅に長持ちさせることができました。
また、自転車を長持ちさせること意外にも理由があります。
今回は自転車のメンテナンスの重要性と、手軽にできて自転車を長持ちさせることができる方法をご紹介いたします。
記事をみた後に、少しでも自転車のメンテナンスについてご理解いただければ嬉しく思います。
なぜ自転車にメンテナンスが必要なのか
結論から申し上げますと、自転車の寿命を長くすることと、メンテナンス不良による重大な事故を防ぐためです。
まずは、自転車の寿命を長くさせることからご説明いたします。
全ての自転車は消耗品です。そしてこまめに整備をしておかないと、例えばチェーンが錆びて異音がしたり、ブレーキの効きが甘くなったり、パンクしやすくなったりします。
全く整備をしていない状態で自転車を乗ると、ある日急に変な音がしたという経験はないでしょうか。そのような事態を防ぐためにも、定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
次にメンテナンス不良による重大な事故を防ぐことについてご説明いたします。
自転車のメンテナンス不良による事故が、2013年〜2017年までの5年間に、346件も起きていることがわかっています。
参考;https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031900388&g=soc
重傷者は123人。普段乗り慣れている自転車も、凶器になると考えると恐ろしいものですね。
少しの時間メンテナンスをするだけで、こうした事故を防ぐきっかけになります。もし自宅に、購入してからメンテナンスしていない自転車があった場合は、ぜひメンテナンスすることをおすすめします。(
メンテナンスに必要な道具
実際に自転車のメンテナンスをしようとしても、必要な道具がないと作業できません。この章では、メンテナンスをするのに最低限必要なものをまとめました。
プラスドライバー
チェーンカバーを外すときに使用します。自転車によってチェーンカバーが一部についている場合(ハーフカバータイプ)と、チェーンを覆い隠すようについている場合(フルカバータイプ)があります。もしハーフカバータイプであれば、プラスドライバーは不要です。
軍手
軍手をはめていないと思わぬところで怪我をする恐れが高まります。必ず装着してメンテナンスを行うようにしてください。
空気入れ
タイヤの空気を入れるために必要です。
ウエス
自転車のチェーンの汚れやボディの汚れなどを落とすときに使用します。汚れを拭きとれたら何でも良いので、今回は使い古したタオルで代用しました。
パーツクリーナー
チェーンの汚れを落とすときに使用します。石油で代用もできますが、臭いや後処理が非常に面倒です。パーツクリーナーはホームセンターで安価で売っていますので、揃えておきましょう。
チェーンオイル
メンテナンスし終えたチェーンに注油するためのものです。チェーンオイルを使わないと、チェーンが錆びたり、傷んで伸びてしまいます。
自転車をメンテナンスしてみよう
以下の2ヶ所のメンテナンスを行うだけで、自転車の寿命を長くできます。
・タイヤ
・チェーン
まずタイヤについて。メンテナンスのポイントは「タイヤの空気をしっかり入れておく」だけです。これだけで、自転車のタイヤの寿命が伸びます。
寿命が伸びるだけでなく、自転車の漕ぎやすさも格段に違います。タイヤに空気が入っている方が、自転車は速度に乗りやすくなるからです。
タイヤは1ヶ月を目安に空気が入っているかの点検を行いましょう。1ヶ月に1回だけタイヤの空気を確認するだけと考えると、簡単と思えるかと思います。
次にチェーンを見ていきましょう。チェーンもメンテナンスをしないと、錆びてしまったり伸びきって外れやすくなったりします。
今回は「フルカバータイプ」の自転車のチェーンをメンテナンスします。フルカバータイプは、一部を外してからメンテナンスする必要があるため、少しだけ手間です。
まずは後輪にあるカバーを外します。
チェーンが一部見えるので、剥き出しになっているところに、ゆっくりとペダルを回しながらパーツクリーナーをかけます。
2〜3周くらいペダルを回したら、今度はウエスでも汚れを拭き取ってください。
その後にチェーンオイルで注油します。油を少し垂らしながらペダルを回すのがコツです。1〜2周くらいペダルを回して注油しましょう。
最後にウエスでチェーンの油を拭き取ります。注油したときの余分な油を拭き取るためです。余分な油を拭き取らないと、チェーンが汚れやすくなります。
最後に後輪のカバーを装着すると、チェーンのメンテナンスは終了。
チェーンはよく自転車を使用する場合は数ヶ月に1度、あまり自転車を使用しない場合は半年くらいに1度確認をしておきましょう。
以上、2つの場所をメンテナンスするだけで自転車を長持ちさせることができます。
定期的なメンテナンスで快適な自転車に乗ろう
自転車のメンテナンスの必要性と簡単なメンテナンス方法についてご紹介しました。自転車にメンテナンスが必要だということを知らない人も多いです。
だからといって定期的にメンテナンスをしていないと、重大な事故に繋がる可能性もあります。わずかな時間を使うだけで、事故も防げるし自転車の寿命も伸ばすことができるのです。
ぜひお使いの自転車を定期的にメンテナンスしてあげてください。