代表の佐藤です。
今日はいきなり完成形!
どうですかこの複雑な屋根!
このような複雑で緩勾配の納まりは板金、サンブキならでは!です。
既存の建物に増築する場合はどうしてもこのような複雑な形状にならざるを得ないことが多いです。
流れ方向の違う屋根や壁との取り合い部分に、このような大きな口が空いていると、当然雨が吹き込んで雨漏りのリスクがあります。
色々な納め方がありますが、 この現場では定尺サブロク板から現場加工してフタをしました。
機能としての納め方ですが、屋根と同じ材料ですので一体感が出て、屋根の一部のようになっていますよね!
その他、勝手口の庇などの付帯屋根などは、下葺きの処理が無かったり簡易的だったりすることがあり、このようになっていることがありますね。
霧除けなどの付帯屋根は躯体とは切り離されて取り付けられていることが多いので、即座に建物全体に悪影響が出ることは少ないですが、この玄関庇のような電灯が埋め込まれているものですと水分でショートしたりと危険になることもありますので、やはり早めに対応された方が良いですね。
直接の雨掛かりは少ないですが、屋根と同様に構造用合板を張り、いわゆる940適合のルーフィングを敷きこみました。
改修前と同じ納め方で仕上げています。
やはり改修工事は特に柔軟に対応する必要があり、なかなか骨の折れるものになりますが、含水・浸水せず様々な形状に加工できる板金材料・板金技術ならではの対応ができるのが良いですよね!