屋根が剥がれたところだけ補修だと。。。

見た目は治るんです。

そして、おそらくしばらくは大丈夫なんです。
もう「運」なので何年とは断言できませんけど。

 

今年も台風が首都圏に直撃しまして、多くの被害が出ています。
台風から2日目の今、ひとまずの仮対応をしているところですが、10月・11月辺りから本対応という形になると思います。

多くの場合は、棟板金が飛ばされるのですが、こちらの対応に関してはほぼ完全復旧ということができます。
なぜなら棟板金は屋根本体を葺き上げて最後に施工する部位ですので、再び最後の工程を行えば良いということで雨仕舞は問題ないのです。

しかし、屋根本体が剥がれるほどの被害が出た場合、特に化性スレート(カラーベスト)の場合は軒先から剥がれることが比較的多いようです。

写真はすでに野路板を一部修正していますが、軒先から10段ほど剥がれてしまいました。

さて困りました。

下葺材を下から敷いていき、入れられるだけ奥に差し込んでいきますが、どうしても既存の下葺材の下には新規の下葺材を入れられません。

この記事でお伝えした通り、屋根は下から上に葺き上げるものですので、順序が逆になってしまうのですよね。

屋根材本体も同様に、既存屋根材と隣り合う部分は正規の釘による留め付け方では無く、差し込んで接着材による接着となります。

できれば棟際まで剥がして復旧したいところですが、急な天災で予算がなかなか出てこないのが現実です。

このような本対応(?)をした場合は、ぜひ近年中に「本当の本対応」として屋根の葺替えを検討された方がよろしいと思います。

 

参考になりましたでしょうか。
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