代表の佐藤です。
さて、ブログ クラフトマンの家 屋根工事 のつづき
この物件は株式会社中山建設様のショーホーム「クラフトマンの家」の屋根工事です。
http://nakaken-nh.jp/progre/クラフトマンの家/

これは屋根面とパラペット内側壁の取り合い部分です。
屋根と壁の接している部分は線で接触しているだけですので、雨水が染みやすくなります。このような谷を板金で作り、面にしてあげることで水を下流に流してあげます。

こちらは屋根の途中で壁が切れており、そこで谷板金を終わらせてしまうと、壁際を通った水が屋根裏に広がってしまいますので、軒先まで谷を延ばしています。

このように。
この板金は仕上げの波板屋根が上にかぶさって見えなくなってしまいます。

さて、これはなんでしょうか?
アレですよアレ。

屋根上の困ったチャンの手前に、雪割りをつくります。
雨が降ると煙突の際に水が留まってしまうので、左右に振り分けるようにします。

屋根の勾配が緩いので、雪割りの棟を水平にするとこんなに長いものになってしまうんですね!
屋根の形状や使用する材料などにより、屋根を葺きはじめるまえに色々な下準備が必要なのですね。

屋根が葺き上がるとこんな感じです。
この屋根は残念ながら工事が終わると全く見えなくなります(泣)美観より機能で葺き上げましたが、機能が優れていれば自ずと美しくなるものと考えています。
と、この案件の勘所はだいたい書けたと思いますので、クラフトマンの家シリーズはこれにて完!
仕上がりなどは株式会社中山建設様のHPで確認してみてください。