雨仕舞を知る しごと働く職人転職 立葺き 地面に対して垂直方向に葺く屋根を総称として立葺きとか縦葺きといいます。読み方は両方「たてぶき」です。 英語ではStanding Seamというようですね。直訳で「立ってる縫い目」。なるほど縫い目に見えます。オシャレで気の利いた言い回しですね~。 さて、立葺きには様々なバリエーションがありますので、弊社Feat.取り扱い...
雨仕舞を知る しごと働く職人転職 屋根の部位名と役物の関係 屋根工事にあたって必要な部材を拾い出す際に、言葉を揃えておくと混乱なくできますよね。 上の家の絵で、部位から棒線引っ張って部位の名前を書き入れました。 他にもマニアックな形状の屋根の場合は色々と部位名があるのですが、スタンダードなこの辺りを抑えておけば共通言語はオッケーかと! 絵に書き入れ忘れましたが、棟に水平方向を桁...
雨仕舞を知る しごと働く職人転職 板金による雨仕舞と防水工事の違い 建築板金は建物の躯体を雨から守る「外皮」を作る工事です。 同じく、防水という工事もあります。 両者の違いはどこにあるのでしょうか。 結論から申しますと、例として「レインコート」と「傘や蓑」の違いの違いがわかりやすいのではないでしょうか。 レインコートは中の服を濡らさないよう雨を防ぐ雨具、傘や蓑は形状によって雨を避ける雨...
雨仕舞を知る しごと働く職人転職 軒先の水切りの寸法 建築板金で屋根を葺く際、葺きはじめのスターターとなる役物に軒先水切りがあります。 軒先水切りでも、形状によって様々な名称があります。 軒先水切り、唐草、安全唐草、スターター唐草などなど。 役割は、屋根本体の葺きはじめの引っかける部材、スターターとしての役目もありますが、より重要な役目となるのが「水切り」です。 上の絵は...
雨仕舞を知る しごと働く職人転職 雨仕舞には「あそび」が重要 つづきです。 入り組んだ屋根の納まりですが、本質を理解すればやるべきことは自ずと決まってきます。 とはいえ、毎度毎度悩みながら現場で合わせて行くしかないのです! トップ画像は本谷といいます。 屋根と屋根が交わる部分に谷間ができますから、そこに雨樋のように下まで雨水を流すように板金を敷きます。 当然水が集中する部分ですの...
Feat.現場ブログ しごと働く職人転職 カバー工法で行う下地処理についてのこだわり つづきです。 既存カラーベストの上から金属屋根をかぶせるカバー工法で屋根を葺いていきます。 まずは既存の屋根の上に防水紙を敷きます。トップ画像がその敷いた姿ですね。 既存の屋根を下地と考えてこういった処理を施します。 「既存の屋根が雨漏りしていないんだったら防水処理いらないんじゃないの?」 と思われるかも知れません。 ...
Feat.現場ブログ しごと働く職人転職 やっぱり屋根はガルバリウム! うーん複雑な屋根です! 長い谷が東面と西面にあり、、、 東面は特に、ドーマーというか入り母屋というか小さな屋根が屋根面から生えてます・・・ 屋根材を切り欠いたりするので屋根としてはリスキーですよね。 板金でしっかり雨水を導いてあげなければなりません。 さて、化粧スレート屋根は色褪せやコケだけだったら高圧洗浄して塗装とい...
Feat.現場ブログ しごと働く職人転職 雨仕舞は勘所をしっかり納めて つづきです。 だいぶ張り上がってきましたね。 南面に屋根裏換気通気用ドーマーが2つあるので、その納めは肝心です。 谷あり、壁押さえあり。 谷を流れてくる水を屋根にうまく落とすように、壁押さえ板金の上に流しています。 ここまで勘所をおさえておけば、よっぽどのことが無ければ雨漏りの心配はありません。 あとは本体を葺き上げて...