みなさま、こんにちは。北川です。
過日、Nさまから自邸屋上のコロニアル屋根補修工事をお引き受けしました。
【1】ご相談について
【2】当方からのご提案 ☜今回はココ
【3】ご決定と施工について
BEFORE
ごらんのように、コロニアル屋根の一部が欠損しております。屋根材の部分落下事故もおそろしいわけですが、今回は自邸敷地内だった模様。というわけで、事後の復旧の補修について方法をご提案することに。
コロニアルという屋根材は安価であり、建売住宅でえらばれることが多いのですがいかんせん、耐久性耐候性で他の材料におとるため、経年劣化に対してカバーで金属屋根を施工することはご存じのとおりです。今回の場合は欠損が2箇所のみで、まだ最小限の補修で延命を考えることに。
コロニアルは釘を打ち固定していくのに重ねの部分があるため、欠落していく場合に重ねのみ残ったままになることがほとんどです。割れて釘より下の部分が欠落してしまいます。釘はそんな簡単にぬけません、今回新品のコロニアルをはりこむにあたり、釘および重ねの下に残存した欠片を引き抜く必要があります。
そんなとき、コロニアルのメーカーはくぎ抜きの「リッパー」を用意してまして、これをコロニアルのあいだに差し込み、あいだの釘と残っていたコロニアルの破片をひっぱりだすことになります。 画像右手のハンドルをもち先の剣先をあいだに差し込みます。かえしに釘やかけらを引っ掛けるという専用工具。
きれいに釘をぬき一枚分のスペースをつくってから、差し替えをいれるというわけです。
リフォームとはすべからく既存撤去からはじまるわけですね。