みなさま、こんにちは。北川です。
今回はA様邸 25年ぶりの大改修の経緯 完結編をおつたえします。
【1】ご相談の経緯
【2】当方よりのご提案
【3】お打ち合わせによるご決定 ☜今回はココ
こちらは完工後のご様子

【3】
前回、外壁塗装の仕様変更模索についてお伝えしました。
塗装について、吹き付けやジョリパッドをご要望される場合があるのですが、むろん工数が
増えますので、ローラー3回塗りより高くなってしまいます。モルタルを塗装しマットな
表面(艶の選択はありますが)がお好みでない場合、費用とのご相談になってまいります。
そこでなかなか決めきれにくくなるのもよくあることでして、一度ならずペンディングに
なったこともあります。
Aさまの場合、幸いに長いビジネスマンとしてのご経験から、比較からの
消去法で塗料を選択なさり、最後は迷いない決定となりほっとしました。
屋根本体の材料選択と違い、塗装の場合は仕上がりイメージ(表面テクスチャーおよび色について)
について完全におなじサンプルを用意、もしくはいくつかの写真比較で事前提示することができません。
正確なイメージすりあわせは不可能ですので、説明で補うことになります。
ですので、なるべく近いイメージ(もしくはこれは避けたい)という例をご自宅ないしご近隣の壁を
みながら当方で極力正確に意図を把握する必要があります。
もちろん、信頼してお任せくださる場合も多いのですが、こだわりを持つお施主様の場合に
細かいご要望を漏らさずに聞き出し、できないことはきちんと説明して、誤認識がないように
すべきと考えています。
お施主様が比較的在宅がおおく途中でご覧になり協議して変更なりできるならばまだいいわけですが
仕様を合意したならば、基本完工まで信用を礎にご覧にならないこともままあるわけで
今回のような塗装のこみいったご依頼内容の場合に、ある面を仕上げてごらんいただき
コンセンサスを確認してから安心して先をすすめたという場合もあるということで。
全幅の信頼をいただけ、外構とポスト塗装まで追加の依頼、見積加算合意もすんなりまとまりまして
晴れて着工となったA様邸。屋根→壁→雨樋とすすめていきました。
着工までの不安がうそのように、完工後に、想像とおり。ありがとうと笑顔で仰せくださったのは
記憶にのこるとあわせ、実に冥利につきます。