代表の佐藤です。

意外と人気の施工をご紹介。

破風板の塗装が劣化してガサガサになっていますね。

破風板というのは建築に携わっていないと、なんのことやら?と思われる部材かと思います。屋根と外壁の取り合い部分はどうしても線で接触するだけとなり、雨が吹き上げられるとそこから染み入ってしまうので、その風の勢いを殺すために取り付けられています。ですので意外と雨風に晒されることが多く、また無垢の材木で湿度の影響で伸縮を繰り返すことから、追従性の悪い塗料ですと写真のように割れてきてしまうようです。一応塗装は湿度の影響を少なくする手段ですが、建築塗装の場合、すでに取り付いている状態で塗装するため、裏側は無垢の肌が出ている状態ですので、湿度の影響が出てしまうのでしょう。

「外壁塗装の時に一緒に塗ってもらったけど、外壁はまだキレイなのに破風の塗装がひび割れてしまっている!手抜きされた!」とお怒りの声をいただくこともありますが、ある程度しっかり気をつけて施工しても、上のような理由から外壁ほど塗膜がもたないことはあります。

ですので、これも意外と思われるかも知れませんが、破風板の板金巻きは塗装業者さんから依頼されることが多いのです!

ビックリでしょ?

仕上がりがこちら。

屋根のケラバも金属ですので、シャープな発色とラインが合っています。

たまに、材木を板金で巻いてしまうと中で湿気が溜まるんじゃない?と言われることもありますが、そこまで寸法ギチギチで成型しますと現場で絶対に納まりませんので、ある程度のアソビを作っていますし、接着等しませんので、空気の出入りがあります。また、6尺(1820ミリ程度)で継ぐように施工させてもらうことが多いのですが、それは搬入・施工時の取りまわしなどの都合ということもありますが、やはり継ぎ足す部分を作ることで、中の湿気を排出する狙いもあります。

仕上がりと機能のバランスを見ていただけるとよろしいかと。

広告
スポンサーリンク
一緒に働きましょう

家を守り暮らしを守るのが外装の仕事です

みんなの頑張りが、地域の暮らしを守ります。あなたの手で、地震に強く火事に強い金属外装で、豊かな暮らしを届けましょう。
資材を学ぶ
Feat.の母体は建築板金資材販売会社の株式会社高木。横浜で昭和29年から続く老舗です。常に多くの資材を扱い、古くからある材料から最新の材料まで、調達の経路や使用方法にも精通しています。多くの取引メーカー・問屋から常に新しい情報が入る環境で、多くの材料に関する施工を学べます。
経験を積む
Feat.には、こだわりの高い依頼主様からの要望に応えてきた現場監督・職人=エンジニアが在籍しています。外装は建物自体を守る重要な仕事ですから、仕上がりの品質ももちろんのこと、雨漏りをさせない雨仕舞いに対する品質が重要で、その経験は机上では積めません。仕事は現場から学ぶのが最も効率的なのです。
選ばれる人になる
Feat.は多くの要望に応える中で信用を積み上げて来ました。そしてその信用は現場のみんな、エンジニアの各人に向けられています。「次の現場も〇〇さんが来るんだよね?」そう言った言葉をいただくたびに現場で頑張るみんなを誇らしく思い、また感謝します。スキルを高め、お客様に選ばれる人になりましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事