台風被害で千葉県は大変ですね。
弊社は横浜なのであれほどの被害は出ていないものの、屋根が飛んだり棟板が飛んだりと大わらわです。
よって板金資材加工屋さんの製造が間に合わず、棟板金の供給が不足しています。
ということで、無いなら自分で作ってしまえ!ということで、トップ画像のような手順書(漫画、笑)を作ってみました。
illustratorというソフトを導入してみましたが、やってることはWindowsのペイントと一緒、笑。
マウスでポチポチはキツイですね。液晶タブレット購入しちゃいたいところです。
さて、板金資材加工屋さんも基本的には3×6尺(914×1820ミリ)の定尺板から同じような手順で製作しています。
(といっても加工屋さんはロール成型機に流し込んで行くのでしょうが・・・)
まずは定尺板の3尺方向を3分割して、縦に割きましょう。
3尺は914ミリなので、304×1820ミリの板が3枚できる計算です。
次に、棟板を折るための寸法をつけてしまいましょう。
棟の頂点のために、板の中心に墨をつけます。
そこから左右105ミリの地点、さらにそこから15ミリ地点、さらに25ミリ地点に墨をつけてください。
次に、四方を折り込んでいきます。
切りっぱなしだと見た目も悪いですし、ハサミで切るとやはり多少波打ちますので、折り込むことで直線がしっかりでます。
折り込み方は、隅棟でいうと水上の方は裏から表に、水下の方を表から裏に6ミリ程度折り込みます。
長手方向は墨付けの中央から105+15+25=145ミリ行ったところを表から裏に折り込みます。
折り込むのに便利なのは上の写真のアングルバッタという機材ですが、なければ
折り台と拍子木で叩いて折りつぶします。
ここからハードルがドンとあがります。
折り曲げ機!
これが無いと、やはり折り台と拍子木か首長平掴み箸で地道に折っていくしかないでしょうか。
トップ画像でも折り曲げ機を使うことを前提としています。
ぜひ、購入してください!
というのも大変ですので、弊社で加工が空いてる時かつ加工場が空いてるときは一言断って頂ければ作業場をお貸ししています。
古い折り曲げ機ですので、精度は出ませんがそれでよろしければ、どうぞ一声かけてください。
参考になりましたでしょうか。
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