カバー工法で行う下地処理についてのこだわり

つづきです。

既存カラーベストの上から金属屋根をかぶせるカバー工法で屋根を葺いていきます。

まずは既存の屋根の上に防水紙を敷きます。トップ画像がその敷いた姿ですね。
既存の屋根を下地と考えてこういった処理を施します。

「既存の屋根が雨漏りしていないんだったら防水処理いらないんじゃないの?」
と思われるかも知れません。
しかし、この上にかける金属屋根はビスで留め付けます。そのビスにアスファルトルーフィングがしっかりついて締め付けることでビス穴を埋めて漏水を防ぎます。
下葺き無しでは既存のカラーベストに穴が空き、その下の古く劣化して硬化したアスファルト防水紙にも穴が空きますので、ビスを通して屋根裏に水を誘導してしまうことになるのですね!
屋根工事して雨漏りを誘発するなんて目も当てられません!

新築の屋根に比べ、既存の屋根によって凸凹してますので、弊社ではよりしなやかで丈夫な不織布をベースとした性能の高い下葺き材を採用されることを強く推奨しています。

より下地の作りやすい粘着付きの下葺きを採用することもありますが、遠い将来に本来の下地まで剥がして改修を行うことになった場合に、下地として利用したカラーベストとアスファルトルーフィングを分離しやすいよう、弊社では板金の端切れをワッシャーにして釘留めとすることが多いです。
工程やコストとしては粘着とさほど変わらないかも知れませんね。板金の端切れを作るのも人手がかかりますし。
もし、既存のカラーベストがアスベスト含有の場合は、それこそ将来の処分を考えるとこの留め付け方でなければなりませんので、安易に粘着ルーフィング使用をうたう業者には気をつけてください。

下葺きで屋根全体を覆うことができたら金属屋根を葺いていきます。

つづきます。

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